妊娠高血圧症候群のかんたん徹底予防法とは!
妊娠高血圧症候群とは?
かんたんに言いますと妊娠という負荷の大きな状態に身体がうまく適応できない状態が起こす病気になります。
特に循環器系への負荷がこの病気の原因になります。
全身の血管内皮細胞の機能が低下し、血管の異常収縮など様々症状があらわれて最終的には高血圧と尿たんぱくという結果が現れます。
また悪化の場合には子癇(しかん)という痙攣発作を起こすこともあります。
妊娠高血圧症候群は血液の病気に位置付けられるので、発症すると胎盤の血流が悪くなり赤ちゃんに送られる酸素や栄養が不足していきます。
赤ちゃんの低酸素状態や、また母体も重症になると脳卒中を起こす危険もあるため、とにかく以下の予防を徹して実施していくことが重要になります。
妊娠高血圧症候群の気を付ける時期とは?
妊娠は週数が進むにつれて体への負荷も大きくなっていきます。
高血圧症候群が発症するのは、妊娠20週以降に多くなっていきます。
ただし、血圧が正常値で尿たんぱくのみの場合は妊娠高血圧症候群とは診断されません。
あくまでも血圧が異常値の場合にこの病と診断されます。
また、妊娠高血圧症候群は浮腫(ふしゅ)を伴うことも多いですが、浮腫のみであれば母体や赤ちゃんに影響はありません。
ひどい浮腫については一度かかりつけの医師に相談することをお勧めします。
高血圧の軽症と重症の判断基準
軽症
収縮期血圧が140mmHg以上、160mmHg未満
重症
収縮期血圧が160mmHg以上、拡張期血圧が110mmHg以上
妊娠高血圧症候群を予防でブロック!
とにかく予防が一番重要な妊娠高血圧症候群。まとめていきましょう。
体重増加を適度にコントロールする。
塩分は1日7gに抑える。
軽い運動をする。(ウォーキング)
上手にストレス発散をする。
規則正しい生活を送る。
妊娠健診を定期的に受ける
妊娠高血圧症候群になりやすい要因まとめ
肥満
高年齢
多胎
過去に妊娠高血圧症候群を経験
高血圧の家系
高血圧、糖尿病などの持病がある